社長ブログ

ガソリン国会~道路特定財源を考える

このテーマについて、自身のブログへの書き込みは躊躇していました。なぜなら、建設業を生業としている私が理論武装して書いても、所詮仕事が無くなるからだとか、建設業界の保護のためだとしか見られないと思ったからです。しかし、あえて言及させていただくなら、“道路は誰のために、何のためにあるのか”ということだと思います。
確かに、私も何箇所かの地方の農道や県道等を視察に行き、報道されているような、日に何台も通行のない道路を見たことがあります。しかし、一方都市部での交通渋滞はどうでしょう。私が、青年会議所の理事長をしていた時に、記念講演で大前研一さんをお呼びし、市民講座を開催しました。その講演の第一声が、「この厚木の道路事情はどうなっているんだ!東京から厚木ICまで40分、厚木ICから文化会館までたいした距離ではないのに同じ40分もかかる!これでは、厚木の発展は望めない」でした。
また、当社の所在地である清川村においても、朝の通学時に子供たちが歩道もなく幅の狭い県道を、大型のダンプトラックやバスを避けながら登校してる場面をよく見ます。
国が進めるさがみ縦貫や第二東名などの大型プロジェクトに目は行きがちですが、地方の道路にもっと目を向けるべきではないでしょうか?必要とされる、緊急性を要する道路の建設を切に望みます。