社長ブログ

品確法について

3月末に「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(以下、品確法)が国会において成立いたしました。この品確法については、業界でも賛否両論あります。大手向きの法律であり、我々中小建設業者の顔は見えてないとか、差別化を図る事により受注機会が増えるのではないかとか様々です。しかし、この品確法を読み込んでみるとおぼろげながら姿が見えてきます。要は“血税で国民のために行う公共事業のダンピングの防止と不良不適格業者の排除”が大きな目的です。
そのために、従来の価格のみの競争ではなく、価格と品質で総合的に優れた調達を実現するということです。この1年、国土交通省並びに関係省庁で検討し、基本理念や基本方針が示されると思いますが、大いに進めるべきであると思います。我々は技術家集団であり、大地の芸術家でもあります。もっともっと、自社の技術をPRすべきでありますし、ISOの取得をしている業者や積極的にVEを進めている業者の格付けを高くするべきであると考えます。まじめに自助努力をしている者とそうでない物との差別化を図るべきです。ゆえに、品確法の成立を支持します。